下戸でも偉人に憧れますね。お酒飲めない=仕事できない、弱い人というのは偏見です。
しかし、お酒を飲めない英雄・偉人は数多くいます。むしろお酒を飲まないので、その分健康で仕事にもバリバリ集中できます。
ここでは、日本や世界で活躍した、下戸もしくはお酒を飲まない偉人たちを一部紹介します。
下戸の方で自信を失っている方はぜひ参考にしてみて下さい。
日本の下戸の偉人
織田信長
織田信長は自身がお酒を飲めない下戸にも関わらず、部下にはお酒をよく飲ませたようです。
現代で言えばアルハラ上司といった感じだったのかもしれません。
下戸だからこそ、武将として成功したという可能性も否定でいません。
羽柴秀吉
あの秀吉もお酒はさほど強くなく、信長のお酒の無理強いには苦労したようです。
しかし、注がれたお酒を部下に回すなど賢くたち振る舞ったようです。さすが秀吉。
明智光秀
明智光秀は下戸でまったくお酒が飲めなかったようです。
秀吉と同じく、信長から酒をすすめられて苦労しています。
石田三成
石田三成も下戸で有名ですね。
西郷隆盛
薩摩藩出身の偉人である西郷隆盛もお酒に弱く下戸でした。
せごどんという愛称で呼ばれ、下戸で苦労した一人です。甘党で甘いものには目がなかったようです。
酒豪の人に対して、「最後に面倒を見るのは下戸の俺だよ。それ以上飲むな」と思っていたと推測されます。
大久保利通
下戸の逸話事典で、明治維新に大きな影響を与えた大久保利通が下戸であったことが紹介されていました。
夏目漱石
夏目漱石が下戸であったことは、次男の夏目伸六の『父・漱石とその周辺』に描かれています。
芥川龍之介
文豪の芥川龍之介は下戸でお酒を飲めない体質でした。その代わり、嗜好品として煙草とコーヒーを好んでいたそうです。
勝海舟
西郷隆盛とは性格も印象も違いますが、ほとんど下戸でお酒が飲めませんでした。
近藤勇
幕末の京都で活躍した新選組。局長の近藤勇は下戸で、酔う前に盃を伏せたといわれています。ということは、多少は飲めたのかもしれませんね。
土方歳三
同じく新選組の土方歳三も下戸だったのではないかという噂があります。酒好きが多かった新選組の中は、下戸は珍しかったのかもしれません。
武市瑞山(半平太)
幕末の武士であった武市瑞山(半平太)も、酒豪の多い土佐人としては珍しい下戸でした。
山内容堂に謁見した際には、「武市は酒が嫌いか、では菓子をやろう」と手づから菓子を頂戴したそうです。
高島 鞆之助
薩摩藩士の高島 鞆之助も下戸でした。詳しくは、『下戸の逸話辞典』を参照。
篠原国幹
薩摩藩士の篠原国幹も下戸でした。詳しくは、『下戸の逸話辞典』を参照。
山本五十六
山本五十六は下戸とされていて、甘い物や煙草は好きでした。
お酒は飲めないが、飲み会は好んでいて、酔っぱらいと一緒になって楽しく騒いだそうです。
下戸ではなく、下士官のときに酔っ払って溝におちて、そのまま寝た大失態から、一切のお酒を断ったとのこと。本当は飲めたのかもしれません。
世界の下戸の偉人
カエサル
ローマ最大の皇帝にして、皇帝(カイザー)の語源にもなったカエサルはも下戸でした。
マホメット
アラブの宗教的・社会的・政治的な指導者で、イスラム教の創始者のマホメットも下戸だったようです。
イスラム教が飲酒を一般的には禁止していますが、創始者が下戸だったことも多少は影響があったかもしれません。
チンギス・ハン
モンゴル帝国の初代皇帝のチンギス=ハンも下戸でした。
戦いの天才と呼ばれており、「戦わずして勝つ」という戦略を積極的に用いて、大モンゴル帝国を築き上げました。
こうしてみると、偉大なリーダは本当に下戸が多いですね。
ロベスピエール
フランス革命機で最も有力な政治家で代表的な革命家であったロベスピエールも下戸であり、さらには童貞だったようです。
下戸&童貞でトップにのし上がるなんて凄い。コンプレックスなんてものともしなかった英雄ですね。
ナポレオン
フランス革命の英雄として知られるナポレオンは、酒よりもコーヒーを好んで飲んだそうです。
お酒の名前になっているぐらいですが下戸だった。
ヒットラー
ユダヤ人の大量虐殺を行ったヒットラーも下戸だったようです。
お酒を飲まずにそういった行為を指揮できてしまう…。とても正気とは思えませんね。
毛沢東
毛沢東も下戸だったことが『下戸の逸話事典』で紹介されていました。
まとめ
こうしてみると、偉人ばかりで驚きます。特に戦国時代~現代に至る武将や名雄などは、ほとんどお酒を飲まなった印象も受けます。
お酒が飲めないことを過剰に気にする必要も無いです。むしろ、健康に良くて長生きします。