下戸は遺伝子の分布は、日本全国でどのようになってるか気になりますよね。
この記事では、全国47都道府県における下戸の分布、なぜ下戸が多い県と少ない県があるか解説します。
住んでいる地域で下戸が多いか知りたい方、下戸の多い県を探している方は必見です。
都道府県ごとの下戸遺伝子の分布
下戸の分布は、日本全国である程度決まっています。
全体の65%が酒豪、35%がそこそこ飲める、そして残り5%が下戸です。
上図は色が濃いほど酒豪、薄いほど下戸が多い地域を表しています。
写真を見ると、九州、四国、東北・北海道は比較的お酒が飲める方が多く、中国地方、近畿・関西は下戸が比較的多い地域です。
なぜ日本は済む地域で下戸の分布が異なる?
なぜ、中国地方や関西に下戸が多いのでしょうか?その答えは水田農耕と関係があります。
一つの仮説として、病原菌や寄生虫への耐性を持つために、あえて下戸に進化してきたという説があります。
日本はもともとは陸続きで、ユーラシア大陸の一部で、分裂して日本列島ができました。
お酒は分解されるとアセトアルデヒドという毒に変わりますが、それを分解しやすい人が酒豪、分解しにくい人が下戸というわけです。
アセトアルデヒドは病原体にとっても毒です。つまり、アセトアルデヒドの血中濃度が高ければ(下戸なら)、病原菌に強いということです。
中国地方では、水田農耕の発祥の地であり、感染症に強かった。つまり、感染症に強い=アセトアルデヒドの分解しにくい=下戸ということになり、ダーウィンの進化論的に、下戸が多く残ったと考えられています。
下戸の多い地域に住むメリット・デメリット
今住んでいる地域が酒豪が多ければ下戸にとっては肩身が狭くなります。
逆に、下戸が多い地域では比較的下戸に対して寛容な社会である可能性も高くなります。
とはいえ、下戸の方が無理にお酒を飲む必要は無いです。下戸の方にとって、飲酒は毒以外の何物でもないですから。
住んでいる地域によらず、無理せず自分の適量を踏まえた上で、お酒を少量飲む・一切飲まないという選択をしましょう。